最近、刺激的な意見や良記事を目にする事が多いです。それに影響され、私も自分の考えを整理したくなったのでアウトプットしてみます。
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情報の整理と判断
最近、理学療法士の収入低下や副業に関して、いろんな方々の意見を目にする機会がありました。肯定的意見もあれば否定的意見もあり、各々の視点からその思考を述べられています。これに関して、「どう思いますか?」と問われても客観的に言わせてもらえば、別にどちらが正しいとは言えません。どちらも意見を述べられた方が考えた、答え=”生き方”であるからです。では、そういった意見を目にして皆さんはどう感じるのでしょうか?

近年、得られる情報(意見)というのは多様になり、ITの進化と共に多くの情報にさらされる時代となりました。得られる情報。その中で、正しいのか?正しくないのか?の判断基準は極論、己の思考のみです。いわいる"統合と解釈"というものです。

「誰かが正しいと言った。だから正しい」「いや、あの人は正しくないと言った。だから正しくない。」ではないというのは御理解いただけると思います。Aという意見もあれば、Bという意見もある、一方で自分はCと考えている。だったら自分の答えはCなのです。

そう考えてみると、今回、挙げた収入低下や副業の件は、肯定的意見側がいたずらに他者に不安を煽っているのではないと言えますし、逆に否定的意見側が、「間違いだ!」というのも当然と言えば当然です。この両方の意見に対し、自分がどう考えるかが大事。他者の意見は、自分の意見ではないのです。他者の意見にのっかるのは自由ですが、その責任は自分にあり、意見を述べた人が負うものではないのです。

だから意見を無理に合わせる必要はない。いろんな情報を元に導き出しされた答えは自分の生き方、人生そのものなのですから。

と、いう前置きを踏まえてここからは私の主観に移りたいと思います。今回は長くなります御容赦ください。。

収入について
よく出る話題ですよね。低い低いとはいっても世の中を見渡せばさほど低いとは思いません。ちなみに年齢や経験年数別の月額給与を知りたい方はリンク先の表番号3のエクセルを開いて確認いただければと思います。→平成25年賃金構造基本統計調査
ただ、低いと感じさせられる因子が若い人に潜んでいるのは無視できない事です。その因子とは"奨学金返済"と"勉強会費用"です。養成校過多で私学出身のセラピストが増えていることは容易に思いつくところです。奨学金返済をしながら働いている人も多いと思います。多ければ月額2万円以上の返済。結構きついですよね。そして、この仕事に就いていれば自己研鑚は外せない。参考書を買うにしてもお金がかかります。一般サラリーマンと比べて自己投資額は多いでしょう。と、なれば潜在的に収入が低く感じるのも理解していただけるのではないでしょうか。で、今後収入が上がるか?という話ですが、セラピストに限らずそういった時代ではない。というのが私の意見です。

1.ベースアップ・終身雇用は終わっている
こんな事を言うと「不安を煽るな!」と言われるのでしょう。しかし、私見です。判断は個々に委ねられますので御容赦ください。ベースアップや終身雇用は景気や経営状態が良好だから可能であり、かつてのような経済成長を遂げているわけではない現在の日本でこれを求めるのはあまりに安易だと思います。おそらくどの職業でも一緒であり、なにもセラピストに限った話じゃないでしょう。少なくとも期待したり、当たり前と考えていくには厳しいと思います。

2.病院や施設の収入
病院や施設の収入は、医療・介護保険による診療報酬と1割~3割の国民自費負担これが基本です。診療報酬はリハビリテーション算定料だけで考えてはいけません。入院基本料などさまざまなものがあります。リハビリテーション算定料が上がっても他の診療報酬が下がれば施設側の経営状況は変わりません。国が医療費削減を明言している以上、施設等の収入が上がっていくというのは考えにくいです。ちなみに介護保険にしても医療から介護の移行による介護保険利用者急増により、働く場所は増える予測はできますが、収入は上がりにくいというのが私の予測であります。

3.起きている事は医療介護従事者すべてにあてはまる
先に挙げた1,2の問題を見るとセラピストだけがどうこうではなく、今まで聖域、安定と思われていた医療・介護分野全体が抱えている問題というのがおわかり頂けるでしょうか。医師だって大きく給料は下がっています。セラピストだけではないのです。その点を考慮するとセラピストうんぬんとしてではなく、"働く人間"として将来の収入を考えるのは当たり前でしょう。家族がいればなおのことです。実際に年収300万円に満たない環境で働いている人に対し、そういった環境でない人が「収入なんて気にするな!」と、言うのは暴論と捉えられる可能性があると思います。

副業とお金について
私は"お金ありきで行動を起こす"というのは宜しくないと考えています。(少し矛盾するかもしれないですが…)以前にAll Aboutアフィリエイトガイドの染谷さんとお話しした時に出た話題なのですが、染谷さんいわく、「アフィリエイトというとすぐ"お金"ってなる人が多すぎるんです。そのせいで業界も不健全な感じの印象が先行してしまって…実際は、お金目当てだと収入には結びにくいです。世の中にこんなのがあるんだよっていう精神が大事なんですけどね。」とおっしゃってました。お金目的より、社会的意義。綺麗ごとのようですがその方が収入に結び付きやすいと私も思います。必要とされる事が本業でも副業でも大事なのです。

1.副業賛成?反対?
では、副業反対なのかというと否。私は賛成です。副業の仕方についてはコチラの先生のブログが参考になると思います。本業への影響を懸念される先生もいらっしゃるのですが、養成校の外部教員だって副業ですし、著書を発行されるのも副業。そしてセミナー講師も副業。なにがよくてなにがダメなのか?後進育成であれば許されるのか?本業に影響はないのか?そこはわかりかねます。ただ副業をする以上、相当の覚悟を持つべきと私は思います。そもそも副業で本業の手を抜くなら将来はありません。

2.副業容認の企業がでてきている
近年、一般企業において副業を容認する企業が増えてきています。これは、企業側がベースアップや終身雇用を保証できない分、他で仕事を持ってもいいよ。ということらしいです。無論、本業に影響を与えない。というのは条件ですが、これを容認する事で、他業種との交流や人脈も増え本業に好影響を与えた事例もあると言います。医療介護分野と一緒にするな!とお叱りを受けそうですが、医療介護分野の職種ほど広く接点を持った方がいいと思います。人間性が最も大事な仕事ですからさまざまな経験は財産になるはずです。

まあ、勝手な事をつらつらと書いてしまいましたが、これが私の意見です。

次回は現場という概念や専門性の活用と可能性について述べさせて頂きます。