少しニュースでも取り上げられたので、軽く聞いた事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、【Yelp】って御存じでしょうか?http://www.yelp.co.jp/

アメリカ発の実名参加による口コミサイトなんですが、飲食店などの特定ジャンルに特化したわけではなく、さまざまなジャンル(美容室、ホテル、車屋さん、etc…)の口コミが投稿できるサイトです。

今まで日本では、各ジャンルに特化し、匿名主体で口コミサイトが展開されていましたので、この【Yelp】の参入により、今後の口コミサイトに関する流れが変わるかもしれません。(ステマや情報の信憑性など)

さて、こんな感じで気になっておりましたので、早速、利用してみたのですが、「おいおい…」って感じる事があったので御報告致しします。

先ほど述べたように、【Yelp】はアメリカ発のサービスです。その為、カテゴリ分けも少しアメリカらしさが残っているわけです。このカテゴリ分けで私が興奮した瞬間がありました。

「理学療法がある!」
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一般の方からすれば、「なんのこっちゃ!?」ってところでしょう。それだけ日本で理学療法は一般的ではないのです。なお、理学療法ってなんだ!?って思われた方は、日本理学療法士協会HP理学療法士の仕事内容について(1)をご確認ください。

ちなみに同じリハビリテーション職の【言語聴覚士】もカテゴリ分けされていました。こちらの業務内容も日本ではまだまだ認知不足であると感じられます。※日本言語聴覚士協会HP

それにも関わらず、カテゴリ分けされているのはなぜかというと、アメリカではこの理学療法や言語聴覚士が極めて身近に存在しているからなんですね。アメリカでは理学療法士などに開業権があり、街中にphysioとして展開されています。日本では医師の指示のもとに理学療法は行われるので、この違いは大きいです。

このような背景の違いはあれど、カテゴリ分けされているからには、医療法人や介護事業所に存在するリハビリテーション分野の口コミでもあるのかな?と思い少し期待したのですが、そこはやはり日本。理学療法の認知不足を痛感する事になりました。

なんと、登録されていたのは接骨院!※主に東京・大阪などの主要都市で確認したもの
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ほんの一部、障害児センターなどの登録もありましたが、「接骨院が理学療法か…」と、とまどいが。勘違いしてほしくないのは、接骨院の仕事がどうこうではないこと。ポイントは接骨院の仕事や、あんまマッサージ師の仕事とか、そして理学療法とかが、あまり細かく区別がついていないのが現状だという事なんですね。

ちなみに【Yelp】には接骨院のカテゴリがなかったので、口コミ投稿者が理学療法を選んだのかもしれませんが、これ理学療法士として働いている人間にとっては由々しきことなんです。だって、理学療法じゃないのに理学療法として世間が認識し、口コミが広がるんですから。例えるなら、イタリア料理がフランス料理として、口コミされるようなものです。これは接骨院を運営されている柔道整復師の方々にとっても心外な事だと思います。

また、【Yelp】は言語切り替えを行えるタイプのHP。さらに【Yelp】のジェレミー・ストップルマンCEOは、2020年東京オリンピックでの外国人観光客の利便性についても言及されています。と、いうことは今のように「接骨院が理学療法」として登録され続けると、外国の方からは接骨院=physioになってしまいます。。これはとんでもないことですよ。。

幸いなことに店舗の登録ジャンルについて誰でも変更できるようなので、気付いたところは変更手続きをお願いしていこうと思っています。しかし、個人レベルでどうにもならないぐらい流行った場合、手をつけられないですし、理学療法士、柔道整復師両方の為にも、接骨院のジャンルを増設してほしいところであります。

ただ、今回の件で理学療法や理学療法士の仕事についての世間的な認識を痛感できました。

【Yelp】恐るべし!

※皆さんもご自身が働いている業種が適切なカテゴリに入っているか注意した方がいいですよ。