患者さんと会話していますか?
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病院の医学的リハビリテーションは、回復のためのものだから、患者さんとリハに関係ない会話をダラダラしたり、するのはよくない。保険を使い、時間を使い、命がけで身体機能を取り戻そうとしているのに、しょうもない世話話で訓練をおろそかにしてはいけない。これは大切なことだと思っています。

その為か、運動療法中の会話を極力しない方針の病院もあるそうです。

私としては、わかるところもあるんですが、必ずしもそうではないと思っています。

会話に含まれる背景や環境の因子、趣味嗜好などの情報をリハビリテーションに活用できる可能性がありますし、精神面のケアとして会話する事も大事だからです。

これは、患者さん個々の性格や精神状態で変わるものですし、急性期、回復期など集中的に訓練を行う時期と維持・生活期という発症からの経過時期でも変わってきますね。

そういう点では、リハビリ中、会話が中心というのが当然×ならば、『極端に会話をしない。』という方針も×ではないかなと考えています。