引き続き実習シリーズです。

評価の意味それぞれ理解していらっしゃいますか?

これを理解していないと、いわいる『実習のための評価』になりかねません。

例えばMMTを評価する意義と目的ってなんでしょう?

単純に筋力を測定するってだけではないのは、
ご理解いただけていると思うのですが、
具体的に!と言われると、なかなか…

まあ、MMTの場合、教科書に掲載されてたりしますが、
一応参考までに。

1.診断の補助
2.運動機能の判定
3.治療方法の決定・治療効果の判定
4.治療の一手段

で、あればROM測定の意味ってなんでしょう?

もしかして、passive(他動)だけで測定していないですよね??
active(自動)で測定する意味ご理解頂いてますか???

長期実習に突入している方なら、おわかりいただけると思いますが、
passiveだけではみえないものがあります。。

MMTとの関連性とか、ブルンストロームの関連性とか…

もしくは、拘縮についても分類があるのをご存知でしょうか?
いくつか種類がありますがこちらではHoffaの分類をご紹介します。

Hoffaの分類は5つあり以下に分けられます。

a.皮膚性拘縮
b.結合組織性拘縮
c.筋性拘縮
d.神経性拘縮
E.関節性拘縮

それぞれの特徴
a.皮膚性拘縮
皮膚の熱傷、創傷、炎症などによる瘢痕拘縮の事であり、皮膚が弾性を失った状態である

b.結合組織性拘縮
皮下軟部組織と靱帯や腱などの結合組織の病変に起因する
(例:Dupuytren拘縮など)

c.筋性拘縮
筋肉の収縮性、伸展性の減少や、関節が長期間一定の位置に固定され、可動域が制限されたものをいう。
要因として筋炎による筋線維の変化、筋断裂などによる筋の線維化による短縮などの筋自体の病変や
ギプス固定などによる退行変性、血行障害などによる筋の壊死、瘢痕化などの阻血性拘縮がある。
(例:Volkmann拘縮など)

d.神経性拘縮
末梢神経や中枢神経系の疾患によっておこる。
これは3つに分けられ、疼痛などの末梢刺激が反射弓を通じて筋スパズムをおこし、
反射的に痛みを和らげさせる為に起こす拘縮を反射性拘縮と、脳卒中片麻痺の共同運動、
脳性麻痺による等で生じる特定肢位によって発生する痙性拘縮、
末梢神経麻痺により拮抗筋の緊張が優位になっておこるものを弛緩性拘縮という。
(例:弛緩性拘縮→腓骨神経麻痺=下垂足など)

E.関節性拘縮
滑膜、関節包、靱帯などが炎症や損傷により、癒着、委縮したもので、強直との区別が難しいとされる。


関節可動域は、いわいる正常可動域と比較し、どうのこうのというわけではなく
あくまで正常可動域を平均値のベースとして考えたとき、
どうしてその可動域なのか?
左右差はどうなのか?
原因は何なのか?
そして最も大事なのは、動作や生活への影響はどうなのか?
ということになります。

単純な参考例でしたが、その他の評価でも大事なこととして

1.どうして対象の症例さんにその評価を行うのか?
  (行う理由はなんなのか?)
2.その評価から何をみようとしているのか?
  
3.評価結果から考えられる原因はなんなのか?

4.他の評価との関連性はどうなのか?
  (例えばブルンストロームの評価をしようと思っても、
    関節可動域に制限があった場合ってどうなるんでしょう?)
  (もしくは、歩行時に左側の膝関節の完全伸展がみられなかった。
   その理由を考えるときに、MMTは?ROMは?ブルンストロームは?協調性は?…など)

5.評価結果から考えられる動作や日常生活への影響はなんなのか?

6.では、患者さんが望む生活のために、どういったアプローチが必要なのか?

各評価結果に対し、ここまで考えたいものです。

また、長くなりました…(^_^;)
今回はこのぐらいでご勘弁を…




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